ETIC.横浜

事務局ブログ

2013.09.27

社会運動とビジネスを! 大地を守る会 藤田和芳さん

社会起業家100人インタビュー第19回「大地を守る会 藤田和芳さん」に参加しましたので、お知らせします。

 

まず、「社会事業家100人インタビュー」 とは、社会的課題を解決するためのビジネスモデルを自ら創りだし、事業を通じて社会を変えている社会事業家の先輩から、その経緯や経験談を聞き、学ぶセミナーで、IIHOE (人と組織と地球のための国際研究所)が主催されています。

その今回のゲストは、『大地を守る会の代表取締役 藤田和芳さん』

 

「農薬の危険性を100万回叫ぶよりも、1本の無農薬の大根を作り、運び、食べることから始めよう」を合言葉に、2013年に38周年を迎えた大地を守る会。

初めは、安全な野菜を作り食べる生活を広めることから始めようとスタートした無農薬野菜の青空市。徐々に希望が増え定期共同購入へと転換。そして、消費者の動向やニーズ、生産者の安定共有を望む声から、日本初の有機野菜宅配サービスを開始。それぞれの転換期にニーズを読み、市場を拡大されてこられております。(詳細は大地を守る会ホームページをご覧ください。)

 

藤田さんのお話の中で「もし自分が、小さな町の、小さな豆腐屋さんだったら・・・」という例えをされたのが、私にとって印象的でしたのでご紹介させていただきます。
「小さな町の小さなお豆腐屋さんであったら、まず一番に考えることは、家族を養うためにひと月で何丁のお豆腐を売る必要があるかだろう。そのためには、1日何丁のお豆腐を、何人のお客さんに売ることになるだろうか。お豆腐を毎日買う人もいないだろうし、それって可能だろうか。もし、私だったら、そこで使う大豆はその町の有機大豆を使用するでしょう。そして、その社会でやりたいことを発信していきます。すると、そこには興味をもたれた方など、次第にいろいろと面白い人が集まってくるでしょう。その人達○人が、ひと月に一度でも豆腐を買ってくれれば、私の豆腐屋のビジネスは成り立ちます。」
運動に巻き込んでいき、社会に働きかけることで、人とつながりをもって、自分自身も面白いと思えることが出来るということです。運動とビジネスを両輪で進めながらも、運動で仕掛けてビジネスが成り立っている。あの「100万人のキャンドルナイト」もそんな面白さが含まれています。

 

大地を守る会は、消費者と生産者の両者を適正な立ち位置をもって、運動に巻き込んでこられてきたのだと感じました。社会をより良いものに変えたいと課題をもって取り組む社会起業家。しかし、運動は直接ビジネスに結びつきにくいことから中々難しさがあるのだろう。けれども、運動とビジネスを動かして社会を変えてきた藤田さんだからこそ、作り上げることができた社会、面白さがあるのだろうと強く感じました。