ETIC.横浜

事務局ブログ

2015.07.15

明治学院大学の学生のみなさんと1day for othersを開催。

こんにちは。ETIC.の関根です。
さて、今回のブログでは、先日開催した、明治学院大学1day for others(※1)の一環で行った、2名の起業家による大学生に向けたトークイベントの様子をご紹介していきます!

※1 明治学院大学のボランティアセンター主催の取り組みで、大学生が一日使って、社会貢献活動に参加する。同大学より、企画協力の依頼を受け、イベントの企画から運営までを弊法人と同大学の学生リーダーで実施。

 

明治学院大学のリーダー学生と企画を考え、「起業家の生き方・働き方」から学生生活やキャリア選択について学ぶというテーマでやってみようということで開催に至った今回。加えて、ただ起業家の話を聞くだけで終わらせるのではなく、参加者ひとりひとりが感じ取ったことを発信することで、人生を切り拓くアイデアを周囲にも「おすそ分けしていこう」ということ企画に含めて開催しました!

 

そんな中、今回は、おふたりの起業家をゲストにお招きし、起業家という生き方について触れるお話や、今後の学生生活やキャリア選択を考える上で、参考になるお話の数々をいただきました。以下では、お話の一部と、参加した学生の声をご紹介します!

 

<トークゲスト>
① 株式会社Woo-By.Style 代表取締役社長  野村 美由紀 氏
大学卒業後、住宅リフォームメーカーに就職。1年後に退社し、結婚。現在は二児の母。産まれてくる自分の赤ちゃんのために布雑貨を作成したことがきっかけで、08年「Woo-By」を立ち上げ。09年WEBショップを開業、11年に直営店をオープン。13年に法人化し、株式会社 Woo-By.Styleの代表取締役社長に。商業施設でのエンターテイメントマルシェや交流会、ディベロッパー依頼のマンション共有部でのイベント、鉄道沿線の街づくりのイベントなどを開催するなど、笑顔あふれるママを増やし、家族と社会が元気になることを目指して事業を展開している。

 

② NPO法人 Conection of the Children 代表  加藤 功甫 氏
1988年生まれ。横浜国立大学大学院在学中に自転車でユーラシア大陸を横断し、「人と人とのつながりを目に見える形で残したい」と、旅を通して出会った子どもたちに一本ずつ糸を紡いでもらい長い一本の糸を作る「糸つなぎプロジェクト」を実施し、これまでに40カ国7,683人が糸を紡いでいる。2010年にConection of the Children を設立。海外旅行者の宿泊施設「カサコ」を運営するとともに、カサコを旅行者と地域の子どもたちの交流の場、地域の子どもが集まる場としても運用する「「カサコ-丘の街の地域の軒下・世界の軒下」プロジェクト」を地域住民と共に展開中。「旅」をテーマに、自分とは違う価値観に気づき、多様性を認め合う場づくりを目指している。

 

まず、以下にゲストトークの内容を一部抜粋してお伝えしていきます。

 

関根:なぜ起業家という道を歩み始めたのか、その経緯について教えてください。

野村さん:最初に子どもを授かったときに、仕事と家庭を両立しようと思いました。どんな仕事しようかなと思って探したのですが、フルタイムで仕事をしないと子どもを保育園に預かってもらえないということがわかりました。私のイメージとしては、子どもを傍に置きながら、仕事をしたいなと思っていたのですが、なかなかそれを受け入れてくれる環境も当時ありませんでした。行政に聞いても、誰に聞いてもそういったサービスはなかったのですが、周囲の人に聞いてみると、私と同じように、子どもを手放したいわけでもなく、また一方で、仕事もしないといけないという人が多かったことがわかり、じゃあ自分たちでそういったものをつくろうという話になりました。当時は商材も何も持っていなかったのですが、とにかくまずは会社をつくってしまいました。(笑)

加藤さん:大学院に入った年に休学して、飛行機でポルトガルまで行って、そこから日本まで自転車で帰ってくるというユーラシア横断の旅をしました。その前に日本を自転車で旅をするということもしていて、その中で、人と人とのつながりのおもしろさを感じていたんです。でもそれって誰しも大切に思っているようで、なかなか表現できていないのではないかという思いがあったり、日本国内だけでなく、世界中につながりはあるんだよということを体感してもらいたいと思っていました。そのために、つながりを見える形にしたらいいんじゃないかと思って、まずは糸つなぎプロジェクト(※2)をはじめました。また、つなぐだけで終わらせないように、今は学校現場などで、「旅」をテーマとして世界を知ったり、つながりの大切さを実感できるプログラム (プラベルケーション) をやっています。最近では、「カサコ」という多世代・多国籍の交流ができるゲストハウスの運営にも挑戦しはじめています。

※2 糸つなぎプロジェクト

http://coc-i.org/

ふたり

 

 

関根:「働く」や「将来」を見据えて、学生時代をどのように過ごしていましたか?

加藤さん:将来、自分が何をやりたいかはわからなかったですよ。でも唯一あったのが、自分がワクワクすることをやりたいということでした。それで大学時代に楽しいなと思っていたのが旅だったんです。ただ、海外に行くことだけが旅ではなく、自分が考える旅というのは、自分が今いるコミュニティから一歩外に出ることだと考えていました。なので、ずっと大学から一歩外に出れるようなことをしたいなと思って、それを思い求めてきた結果、今の取り組みにつながっています。また、何かやりたいことがあって、まずはそれをやってみる。そうすると、またさらに次が見えてくる。それを繰り返す中で、自然と自分のやりたいこと、やるべきことが見えてきたという感覚でした。

野村さん:働くということをすごく意識して学生生活を過ごしていたわけではなかったですが、今何を意識しておけば、将来につながるかという点で言うと、「自分を知る」ことが大切だと思います。何をやったらいいかを見出すのはなかなか難しいと思いますね。だから、自分を知って、自分はどんなことが活かせるんだろという自分解明をやってみる。それをゆっくりできる時間が学生時代なので、旅をしてみるとか、場合によっては人に聞いたりしてみる中で、それをやっていくといいかも。そうすると思いもよらない自分の長所が出てくるかもしれないですよね。

 

関根:最後に、これから自分の人生を自分で切り拓いていこうとしている本日の参加学生たちへエールをいただけますか?

野村さん:勉強できなくてもいいので、生きる力とか人間力みたいなものをつけてほしいと思います。職業なんてくくりでしかなく、名乗り方でしかないです。私は仕事をするために生きているわけではなく、生きるために今の仕事を選んでいる側面もあります。ただ、満足できる生き方はしていきたい。それができるかは最後は自分の力だと思います。だからこそ、自分の良さを知ってあげて、自分の想いを表現できるようになることが大切だと思います。

加藤さん:野村さんにすべて言われてしまいましたが(笑)、私がひとつだけかぶらないで言えることとしてはすべてのことに「ま、いっか」と思えれば大丈夫だと思います。世界には、ほんとに色んな考えを持っている人がたくさんいます。自分と同じ考え、感覚を持っている人はゼロです。なので、生きているとすごいストレスフルになることもたくさんあるんですけど、それを「ま、いっか。違うしね、人は」っていう風に受け入れて動けるようになるといいと思います。そこまで考えすぎないで生きる、それくらいのスタンスで生きてたらいいんじゃないかと思います。

 

野村さん

 

 

ここで、すべてのお話をご紹介することができないのが残念ですが、以上の他にもたくさんの素晴らしいお話を当日はおふたりからいただきました。そのことを表すかのように、ゲストのお話から、学生たちは以下の感想を持ったようです。一部ですが、ご紹介していきます。

「起業って大変そうだという先入観を取り除き、(他の学生にも)起業についてもっと知ってもらいたいと思いました。」

 

「起業のきっかけは普段生活している環境での発見や思いつきだと思った。ただ何も考えずに日々を過ごすのではなく、周囲のあらゆるものに関心を向け、積極性を持って生きていくことが大切。」

 

「起業家とは、自分のやりたいことを周りの人たちと関わりながら実行している人なのだなと思いました。また、自分のやりたいことが明確に決まっているかと思いきや、何をすれば?と模索しながら行動していき、思わぬ人とのつながりや助けを受けながら、自分のやりたいことを新たに発見していくというスタイルが新鮮でした。」

 

「起業をしたいから始めたのではなく、自分の興味や小さなきっかけでなったのだとわかり、今の私も(将来もしかしたら)起業をする可能性があるのではないかと思いました。」

 

「何をやるかが大事なのではなく、行動に移すことが大事。自分もこれからは結果を考える前に、とりあえず行動に移していきたいと思います。」

 

「働くことは楽しめる!」

 

「やりたいことを大学時代に見つけ、可能性や視野をひとつに絞るのではなく、もっとオープンに広げてもいいんだと再認識することができました。」

 

「人との出会いを大切に。この世界には色々な人がいるので考えすぎることはないが、出会いを大切に生きることで道が広がるのだと思いました。」

 

「安定することが一番大事と思っている人が多いが、はたしてそれが本当に自分にとっての幸せなのか?、自分の本当にやりたいことはなんなのか?を考え直してみたいと思いました。」

 

今回は、おふたりのバイタリティーに圧倒され続ける時間となり、参加した学生たちも大きな刺激と、これからの学生生活を考えるヒントを得たようです。長いようで短い大学生活。どんな人と多くの時間を共にするかによって、自分の人生の方向性が決まっていくとも言えます。エネルギッシュで、ビジョナリー、一方で、地に足のついた活動を展開している起業家のそばで過ごす学生生活も、自分の手で自分の将来をかたちづくっていく大学生活のひとつの選択肢ではないかと思います。

 

野村さん、加藤さん、お忙しい中、イベントへのご出演、本当にありがとうございました!
今回のゲストが主催するイベントや活動内容は以下のURLでチェックできるので、ぜひご覧になってみてください。

 

<ゲスト情報>
★株式会社Woo-By.style 代表取締役 野村美由紀さん
WEBサイト : http://shop-woo-by.com/
facebook :    https://www.facebook.com/woobyhand

 

★NPO法人Connection of the Children  代表  加藤功甫さん
WEBサイト : http://coc-i.org/
facebook :    https://www.facebook.com/coccoccoc