ETIC.横浜

事務局ブログ

2015.09.12

[9/11]地域若者チャレンジ大賞関東ブロック事例発表会を開催しました

昨夜は、地域若者チャレンジ大賞関東ブロック事例発表会@関内ホールでした。
半年間の長期実践型インターンシップにチャレンジした5組のプレゼンテーションの中から1事例が、11月7日に行われる「地域若者チャレンジ大賞全国大会」に向けて選出される場です。毎年思うことですが、どの事例が選ばれるかということよりも、このような舞台で学生達が凛とした姿でインターンシップの成果を報告する場があるということ、また来場された受け入れ企業や大学関係者の皆様がお互いの事例を聴くことにより、よりよいインターンシップの在り方に向けてヒントを持ち帰っていただける、ということを目指して、イベントを運営、企画させていただいています。5つの発表は、審査員のみなさまが最後に「どの事例も映画になるのではないか」と評してくださったほど、ドラマチックで心震えるものでした。少しずつ紹介していきたいと思います。
一つ目の事例の、株式会社TEZZOの堀本くんは、「自分のミスが多いところは直らない」と思い込んでいたところを、上司の方からの繰り返しの指導の中で克服し、インターン終了後も、自分よりも年上のスタッフを統括する立場としてアルバイトを続けてWeb販売の売り上げ貢献を果たしている、という事例発表でした。上司の方も執念を持って、「親以外に自分ほど彼に関わった人はいないのでは ないか」というほど、熱心にご指導くださったということが伝わってきました。将来、起業家になる、という夢を明確に持っている堀本くん。プレゼン終了後に、5年後10年後に起業したら、是非インターンシップ生を受け入れる立場にまわっていってね、と声をかけました。
二つ目の事例は、私が担当していた株式会社安藤建設の滝沢くん。残念ながら本番に彼が来ることができず、VTRでの発表となりました。「まちの衰退は郊外だけでなく、都市の中にもある。それは、誰かからの投げかけによって住民の方々のまちへの想いを引き出して、粘り強く場を創っていくことで少しずつ良い方向に変えていける」というインターンを経ての信念を語ってくれました。
三つめの事例は、栃木の阿部農園という梨農家さんのストーリー。近年、インターンシップは、大学生だけのものではなく、Uターン・Iターン等を考える社会人の方にとっても、機会が開放されています。県内随一の出荷量を誇る梨農家さんに、IT企業や外資系企業での経験をもった社会人がインターンとして参画して、「プロミス100」という100の経営改善アイディアを企画し、実行し、その成果が少しずつ表れてきた、というストーリーをお聞かせいただきました。ご発表くださった佐川さんは、今はインターンとしてではなく社員=経営者の右腕としてご活躍です。
四つ目の事例は、株式会社ネオ・エモーションの西村さん。幼少期からピアノ一筋で大学でも音楽を学んでいた彼女は、「自分はプレイヤーではなく、プレイヤーを支える立場になりたい」と、一般の就職の道を決意。しかし、自分のコミュニケーション力やビジネススキルに不安のあった彼女はインターンで、社外にも見せる「広報誌」作りに携わり、全社員アンケートや、店舗の業務改善アンケートの地道な打ち込みも粘り強く成し遂げ、社内の信頼を勝ち得ていきました。今、彼女は「将来、クラシック業界をITの力で活性化」という夢に向けて、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボさんでセカンドインターンにチャレンジしています。
五つ目の事例は、株式会社大川印刷の中内さん。なんと高知からこの発表会のために駆け付けてくれました。高知大学から半年間、横浜でのインターンシップに挑戦するプログラムに参加し、お年寄りたちが携帯したくなる「オリジナルお薬手帳」というテーマに取り組みました。当初は、ターゲットを誰に絞るか、またお薬手帳のあるべき姿は?というところに悩み、ヒアリングにヒアリングを重ねて一つの完成品を仕上げました。またそのプロセスで、クラウドファンディングを活用し、多くの人達の共感の輪を広げていったことも彼女の成果の一つです。
また、昨日はちょうど、高知大や明治学院大、横浜国立大等の学生の3週間インターンシップ(夏季休暇だけの短いバージョンのインターン)の最終日にもあたっており、打ち上げに彼らも参加してくれていたのですが、それぞれ「今後もボランティアとして、このフィールドに関わり続けていくことを決めた」というメンバーや、「大学3年時の就職活動に失敗して院に進学したものの、どこか働くことや社会が怖いというイメージを持っていたが、働くことはそんなに悪いことではないのかも、と思えた」というメンバーの声を聴けて、本当に嬉しかったです。
インターンシップ生の発表を聞きながら、これからも真剣に学生達と向き合っていけたらと、コーディネーター一同心新たに決意する夜でした。

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