ETIC.横浜

事務局ブログ

2011.10.20

社会起業家支援のその先にあるもの

みなさま、こんにちは。
横浜社会起業応援プロジェクト事務局の田中多恵です。

気温の上下の激しいこの頃、いかがお過ごしでしょうか。

私は先週末に、3年ぶりくらいに風邪で高熱をだし寝込んでしまい、
予定していたスケジュールをすべてキャンセルし、
秋晴れの空を眺めながら、恨めしい気持ちで過ごしておりました。
自分の健康を過信してはいけない、とつくづく感じるこの頃。
皆様もどうぞ季節の変わり目ですので、ご自愛ください。

さてさて、本日は「横浜社会起業塾」の取り組みについて
レポートさせて頂ければと思います。

2009年から始まった、「横浜社会起業塾」も今年が3年目。
これまでに、6人の市内の起業家の皆様の活動を応援してきています。

6人の方のプロフィールはこちら。
 2009年度生
  山田 貴子氏(株式会社WAKUWORK)
  木下 直子氏(チームWITH)
 2010年度生
  甲田 恵子氏(株式会社AsMama)
  安田 裕輔氏(NPO法人キズキ)
 2011年度生
  小栗 宏之氏(リレ→ション ※NPO法人あっとほーむ内)
  藤井 健氏(ワンスクウェア株式会社)

先日、その歴代のみなさんの活動を相互に報告し合う場として、
その名も「横浜社会起業塾 歴代生の集い」という時間を持ちました。


内容は、相互の近況を報告しあうというシンプルなものだったのですが
横浜社会起業塾1期生および2期生の皆様からは、
「2年、3年と事業を続けることによって、すこしずつ理解者や協働者が増え、
活動が充実してきているのを感じる」といった声や、
「社会起業塾の中で、徹底的に事業を見つめ直したことによって、
軸がぶれずに、事業を加速できている気がする」といった声を頂くことができ、
事務局一同、大変嬉しく思いました。

社会性を備えているばかりではなく、継続的な事業性も追求した
力強い「モデル」となるような起業家を輩出するべくスタートしたこの取組も、
着実に成果が積みあがってきているのを実感するひとときとなりました。

ところで
経済産業省の「ソーシャルビジネス研究会」が2011年の3月に発表した資料によ
れば、
ソーシャルビジネス支援を産業政策の一環として取り組むことや、
連携・協働を生み出しつ、社会性だけでなく事業性を兼ね備えた
起業家の輩出が求められている、とのことが記述されています。
※リンク
ソーシャルビジネス先進国に比べて、まだまだ未成熟といわれる
日本のソーシャルビジネス市場ですが、昨今
少しずつその存在感を増し、企業と社会起業家の連携や、
行政と社会起業家の協働による課題解決アプローチが、
話題にあがるようにもなってきました。

『起業家を内発的に創出→育成→輩出するだけでなく、
「ソーシャルビジネス支援に力を入れることで、都市型の地域課題が
次々に解決される街=よこはま」としての対外的認知を獲得することで
フィールドとしてのポテンシャルに魅力を感じて、
横浜に事業展開を仕掛けてくる社会起業家も少しずつ増えるのではないか。』

そんな仮説を思うと、つい、わくわくしてしまいます。

ここ横浜から、行政やNPO、企業といった地域の様々なセクターと
挑戦的な試みを仕掛けていく起業家との協働により
福祉・保育・環境・防災・・・等、あらゆる地域課題の分野において
他都市に先駆けた実験的・挑戦的な取り組みが行われ、
地域課題解決の端緒となるような成果が生まれ、
そのソリューションモデルが将来的に全国にも波及していくような、
影響力を及ぼせていければ、それはとても素敵なことだと思います。

もちろんこれは、時間もかかることですし簡単な道ではないと思うのですが、
現場でたくさんのチャレンジングな皆様にお会いをさせて頂き
横浜の都市としてのポテンシャルを思うときそんな夢も、
まったくの見当違いのものではないように思われています。
これからの横浜において、どんな分野で、どんなイノベーションがどれくらい、求められているのか。
ぜひ引き続き、皆様と議論を尽くしていきたいと思います。