募集中のプロジェクト

横浜の未来を創る仕事。地域医療の新たな役割と可能性を探るコンサルティングプロジェクトのリーダーを募集!
ホームケアクリニック横浜港南
2017/02/08 更新
まちの「総合健康インフラ」への進化を目指す、クリニックの"次の一手"を考える
横浜市南部地域に住む100万人を超える人々の暮らしをささえる、ホームケアクリニック横浜港南。病気の治療や予防にとどまらず、患者さんの健康や生活についての悩みをまるごと支える、まちの「総合健康インフラ」への進化を目指しています。今回は、同クリニックの戦略策定の土台となる、患者さんとご家族へのニーズ調査を推進するインターンを募集します。医療・福祉の知識や経験は問いません。クリニックでの社会課題解決型コンサルティングという、非常に稀有な機会に挑みたいパイオニア学生に出会いたいと思っています。

募集要項

●CREATIVE MEDICAL CARE - 「生活をささえる医療」を目指す
ホームケアクリニック横浜港南は、横浜市南部で訪問診療を行っているクリニックです。訪問医療とは、通院困難な方、または退院して自宅療養を行っている方のところへ、医師が定期的に訪問して診察を行うことです。同クリニックが現在定期的に訪問する、施設や自宅で療養する患者さんの総数は約700名。長期にわたって、安定した訪問診療を提供することを診療方針としています。クリニックのポリシーは、「生活をささえる医療」。医療や介護だけでなく、住まいや食、日常生活、お金や生きがいなど、ひとの生活をトータルにささえる地域システムを設計することが、究極の仕事です。

●真に必要とされるサポートを、届けたい人に届けるには?
横浜市南部は、市全体と比較して高齢化率が高い傾向にあります。また、訪問診療に対する住民のニーズと比較して、それに応えられるクリニックや、看取りのできる施設が少ないことも、この地域の特徴です。このように医療資源・介護資源が限られる中、患者さん一人ひとりの生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を高めることも、一方で求められています。ホームケアクリニック横浜港南は、従来から幅広い専門性を持つドクターによる充実した医療を提供してきましたが、地域の人たちの生活をまるごと支えるまちの「総合健康インフラ」を目指して、さらなるサポートの充実を目指しています。現状の課題は、「どのようなサポート領域をより充実させていくべきか(例えば訪問看護や小児在宅など)?」「そして、まだサポートが行き届いていない人たちに対して、どのように届けるか?」という打ち手を検討することです。

●ニーズ調査をもとに、現在と未来の横浜に求められる医療を考える
今回、同クリニックがインターンに任せるのは、患者さんやそのご家族の困りごと・ニーズの調査。この調査によって得られたデータが、今後どのようにサポートを拡充していくかを決める上で、重要な指標となります。単にクリニックが成長し儲かればよいというわけではありません。重要なのは、望ましい医療や地域システムの未来から逆算すること。ここで生まれる地域医療のしくみやあり方は、これから高齢化が加速するアジア、世界がこぞってマネする先進的なモデルになる可能性を秘めている。そんな大きな志をもって、このプロジェクトを推進できるリーダーをお待ちしています。

▲訪問診療の様子。患者さんは、ご高齢による寝たきりの方のほか、脳血管障害や悪性腫瘍の末期などの疾患によって、施設や自宅内での生活を余儀なくされている方が中心です。

▲クリニックの職場風景。カンファレンス(より良い治療やケアのために関係者が情報共有したり、課題の解決方法を検討するための会議)を毎朝行い、職種を問わず全員が1つのチームとして患者さんをささえられるよう準備しています。

▶期待する成果 ●患者さんやご家族の困りごとやニーズを発見する。それに基づいて、その人たちがよりよい生活や社会参加を実現するための、具体的な打ち手を提案すること。

●クリニックが横浜市南部で今後果たすべき役割や可能性について、「医療に携わっていない人」の視点から捉える。そのうえで、かかわる人たちと積極的に議論し、アイデアを見出すこと。
▶仕事内容

クリニックがまちの「総合健康インフラ」へと進化するための"次の一手"を探るプロジェクトの推進

●STEP 1(1〜2ヶ月目)
<患者さんが置かれている状況や、クリニックの業務を理解する>
クリニックの目指すビジョンや日常業務、患者さんの生活状況や地域について理解します。毎朝のカンファレンスに出席したり、訪問診療の現場に同行することによって、プロジェクトを進めていくうえでの基礎知識を身につけるとともに、一緒にはたらくスタッフのみなさんと関係を築く期間です。また、クリニックでの日常や自らの気づき・学びなどをチラシやSNSを通して発信します。医療や福祉の知識・経験がないことが、地域の人たちに情報を届ける上で、大きな武器になります。

●STEP 2(3〜4ヶ月目)
<調査の目的や手法をデザインして、実施する>
STEP1で得られた知識・経験をもとに、現在クリニックの連携先施設で診療を受けている患者さんやそのご家族を対象として、アンケートやヒアリングなどを通したニーズ調査を行います。医師や看護師、医事(医療機関の事務)、ソーシャルワーカー(社会福祉の立場から患者さんやその家族の方々の抱える問題の解決・調整を援助し、自立を促す)、ケアマネージャー(支援を必要とする人が適切なサービスを利用できるように支援内容をコーディネートする)とチームを組んで、調査の目的や手法、質問項目などを決定していきます。適切なコミュニケーションによって患者さんやご家族から本音を引き出せるかどうかが、プロジェクトの成功に向けた大きな鍵となります。

●STEP 3(5〜6ヶ月目)
<調査結果を分析して、今後の打ち手を提案する>
STEP2で得られた考察をもとに、例えば以下のような内容をクリニックに提案します。
・いま施設で訪問診療を受けている患者さんの、困りごとや隠れたニーズは何か?
・患者さんがよりよい生活や社会参加を実現するために、クリニックや患者家族は何をすべきか?
・訪問診療の仕組みを知らない方々にどう情報発信し、必要時に利用してもらえるか?
・クリニックが、今後新しく提供を検討すべきサポートは何か?
・地域の関係機関や、行政、住民ボランティア 等の力をどのように活かすことができるか?

▶得られる経験 ●地域医療の先端を走るクリニックで、経営の方向性や新しい事業を提案する経験

●患者さんやご家族の一人ひとりと向き合い、横浜という地域の可能性や課題に触れる経験

●医師、看護師、医事、ソーシャルワーカー、ケアマネージャーなど、多様な職種からなるチームで一体となってプロジェクトを推進する経験
▶対象となる人 <たとえば、こんな人に来てほしい!>

●「あなた」がこのプロジェクトに取り組むべき理由を持っている人
例えば、「親の介護や高齢者の孤独死にかかわる問題を解決したい」「将来地域医療に携わりたい」「横浜の未来を考えたい」など

●情報や前例が少ない中でも、何をすべきかを自ら提案し、議論をリードできる人

●地域における医療と生活サポートのあるべき未来を創る、新しいタイプのコンサルティングに挑戦したい文系・理系学生

●研究者になる前に、在宅医療の現場で患者さんやご家族と向き合う経験を積みたい医療系・看護系の学生

●特定の課題に対して仮説構築、調査、分析 等を行うプロジェクトを推進した経験のある人(あればなおよい)
▶事前課題 担当コーディネーターまでお問い合わせください。
▶期間 6か月間
▶勤務条件 週2~3日以上
▶勤務地 横浜市港南区港南台3-17-12(JR根岸線 港南台駅から徒歩5分)
▶活動支援金 あり

受入団体紹介

患者とその家族の生活をささえる、在宅医療専門のクリニック

「ホームケアクリニック横浜港南」は、横浜市南部地域を中心に在宅医療を専門に行っているクリニックです。主に、通院できない方、体を動かせない方などクリニックに来ることが難しい方を対象として、高齢者施設や自宅に訪問して診療を行います。在宅療養支援診療所の施設基準を満たしており、24時間365日体制での在宅医療の提供、緊急時の対応や入院調整、他の医療機関との連携や相談などを行っています。

クリニックの特徴は、それぞれに異なる専門領域をもつ常勤医師4名をはじめ、看護師、医事、ソーシャルワーカー、ケアマネジャーなどが緊密に連携を図りながら、患者さんの病状に応じた診療が可能であることです。患者さんやそのご家族がどのような暮らしを望まれているかをよく聞いてチームで共有し、医療のみならず、患者さんの生活を「まるごと」診ることをポリシーとしています。

▲今回のプロジェクトでチームを組むことになる、クリニックのメンバー。地域との連携や市民への健康教育に想いをもった職員も最近メンバーに加わり、さらなるサポート体制の充実を目指しています。

ホームケアクリニック横浜港南
▶事業内容:
機能強化型在宅療養支援、居宅介護支援
▶設立:平成16年4月1日
▶代表者:足立 大樹
▶従業員数:医師4名、看護師7名、医事7名、非常勤医師3名、非常勤管理栄養士1名、MSW1名、主任介護支援専門員1名、非常勤音楽療法士1名(2016年11月現在)
▶資本金:-
▶売上高:-
▶HP:http://www.homecare-cl.jp/

経営者・スタッフ・インターン生からのメッセージ

▶経営者からのメッセージ

横浜で真に望まれる医療とはどのようなものか、一緒に考えましょう。

私たちは2004年から横浜市南部地域の在宅医療を担ってきました。在宅医療とは、通院が困難な患者さんの暮らしの場に医師や看護師が赴き、診療や医療処置を行うことです。近年は高齢者人口の増加を背景として在宅医療のニーズがますます高まっています。国も在宅医療の推進を打ち出しています。しかし、ここで立ち止まって考えてみましょう。現在通院が困難とされる状態の患者さんは、今後も在宅医療を受け皿にすべきなのでしょうか? もしあなたが障害を持つ立場だったら、どう思いますか?

通院困難であるということは、容易に外出できないということです。しかし、社会の進むべき本来の方向性は、何らかの障害を有しても社会参加の道が開かれている状態ではないでしょうか。無論、現状では障害に関する種々のインフラや支援が不十分なために、在宅医療を必要とする方々がおられるのは事実です。が、私たちが念頭に置くべきなのは、一方向的な支援ではなく、あらゆる人の自立・自律を促進する社会づくりです。

在宅医療というフィールドを通じて、障害とは何か、自立・自律とは何か、求められる支援や制度、まちづくりとは何かを考え、それらに基づいて、横浜で真に望まれる医療とはどのようなものかを議論し、あなたとクリニックがともに成長し進化することを期待しています。

▲以前は大学病院に勤務していた足立さん。開業をきっかけに、地域の患者さんやご家族が在宅でどんなサポートを必要としているかを考えるようになり、やがてまちの「総合健康インフラ」としてのクリニックを目指すようになりました。

院長 /  足立 大樹
1969年、小田原市生まれ。5歳時以降、横浜市栄区で育つ。
聖光学院中学校・高等学校を経て、1997年、金沢大学医学部医学科卒業、医師免許取得。
1997年より関東逓信病院(現:関東病院)で内科レジデントとして研修。
1999年、東京大学大学院医学系研究科博士課程に進学し、東京大学医科学研究所で血液・腫瘍内科の臨床及び研究に従事。
2003年、大学院修了、博士(医学)取得。
2004年、横浜市栄区公田町で在宅医療専門診療所の「公田クリニック」を開設。
2012年、横浜市港南区港南台に診療所を移転し、「ホームケアクリニック横浜港南」に名称を変更。
診療所開業以降、一貫して横浜市南部地域での在宅医療に従事しているが、その経験から高齢化や生活困難、障害等、医療と密接に関わりながらもその枠内では克服できない地域課題に気付き、他分野の方々とのコラボレーションを模索している。

▶スタッフ/インターンのメッセージ

担当スタッフから一言

歳を重ねたあとの人生を、いかによりよく過ごすか。それは「遠い将来に」あるいは「誰かのこととして」考えるのではなく、今その手で触れて、自分の問題として自らに問うべきもの。院長の足立さんとお話していると、そのように感じます。このプロジェクトの希少性、面白さ、社会的意義の大きさはもちろんですが、同様に、あなた自身にとって、大切なことを考える6か月間になることを願っています。一緒にがんばりましょう!(山崎)

▶事前に調べておこう
●横浜市南部の高齢化予測、医療資源の状況などを見ることができます。
http://jmap.jp/cities/detail/medical_area/1403

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