インターンシップ体験談

地域仕事作りインターン

地元の人と食材を繋ぐ思いを仕事に

杉本 早紀(すぎもと さき) さん

大学・学年:高知大学人文学部社会経済学科2年(当時)/ インターン先:横濱うお時/ インターン期間:2013年2月~8月

杉本さんは高知大学のCBI(Collaboration Based Internship)※というプログラムを活用し、大学2年次の前期、横浜へ移り住み、半年間のインターンシップに挑戦。『地元の農家さんと消費者をつなぎ、高知の美味しい食材の魅力を地元の人たちにもっと伝えたい』そんな思いを将来の職業選択にどのように生かすことができそうか、インターンの経験について伺いました。

※CBI:「自律型人材」(組織の目的を理解し、自ら考え行動が出来る人材)の育成を目的にした、高知大学オリジナルの長期社会協働インターンシッププログラムの名称。1年生3月~2年生9月までの6か月間、首都圏内のETIC.がコーディネートする企業にて長期インターンシップへ参加する。

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インターンシップをはじめたきっかけを教えてください。

私は大学に入って、高知大で何かできるもの、残せるものを探していました。そこで、色々な授業や食堂の壁などに貼ってある広告などを見る中で、CBIというこの長期インターンシップのプログラムがあると知りました。元々はインターンという言葉自体を知らなかったのですがインターンを経験していた友だちに話を聞き、職業体験をするということが分かりました。私はインターンシップに関心を持ち、大学の窓口に話を聞きに行きました。そして、そこで出会った人が、現在お世話になっている長期インターンシッププログラムを作った先生でした。私は以前から『高知出身だから高知のために、何かしたい!』という思いも持っていました。その想いを先生に相談する中で『将来高知に残るにしても、外を見た方がいい』とアドバイスをもらい、高知を出て色々な経験をしてみようと、インターンシップに挑戦することを決めました。

インターン先はどうやって選びましたか?

高知県には一次産業の農家さんが多く、全国でも自給率は高いこともあり、わたしは『食』に関心を持っていたので、『食』をテーマにインターン先を選びました。また、私は厳しい環境で育つタイプだからなるべく厳しいところに行きたい!とコーディネーターの方に相談し、横浜の食材の地産地消に関して新しい取り組みをはじめようとしていたうお時でインターンをしようと決めました。

実際にどんなプロジェクトを進めたのか教えてもらえますか?

まず、うお時は仕出し弁当屋さんですが、私はお弁当を一切作ったことはないです。主に私は、渡邊専務が新しく取り組もうとしていた『地産地消マルシェ』開催に携わりました。うお時のお弁当は、横浜市内だけではなく、ロケ弁として東京の大きなコンサートなどにも届けていて、渡邊専務は『横浜の魅力の伝わるお弁当が作りたい』とメニューや食材にこだわってきました。その中で専務は横浜の農家さんや美味しい野菜・加工品に出会い、また、横浜の地元の人からも生鮮野菜を求める声を聞いていたので、インターン生と一緒に、地元の人に地元の食材の魅力を伝えるマルシェをやってみようとプロジェクトが始まったのです。私は横浜の野菜を仕入れたり、野菜だけではなく、農家さんが作る体にいい無添加の加工品なども一緒にマルシェで販売を行いました。野菜は渡邊専務の知り合いの八百屋さんから仕入れていましたが、それ以外に農家さんとの繋がりがあまりなかったので、私はもっとたくさんの農家さんに会って、美味しい加工品を作っているその思いや活動を広めたいと思い、一人で農家さんを訪問してまわり、作業のお手伝いをさせてもらったりしながら繋がりを深めていきました。新しく出会った農家さんとの、仕入れの交渉から値付け、販売、広報に至るまで、私にすべて任させていただきました。

インターンの中でどんな気づきがありましたか?

インターンの中で渡邊専務が沢山の人に会わせてくれる機会をくださり、マルシェの立ち上げも「自分の思う通りに動いてみろ」と任せて頂きました。また、それ以外にも農業や起業についてのセミナーに参加したり、農業も実際に体験してみたりいろんな方のイベントのお手伝いをしたりと、プロジェクトの枠を超えて、興味があることから始まっていろんな人から機会をいただき、幅広く様々な経験を積ませて頂きました。その中でとにかく“行動的になること”の重要性に気づきました。興味があることないこと関係なく、とにかく最初はやってみることが大切だと思うようになっていきました。

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高知の人と食材をつなぎたいという思いについて、インターンを通じて何か変化はありましたか?

変わらないです。でも、選択肢はたくさんあるということに気がつきました。今まで高知県の職業と言えば、公務員か銀行員か先生、その3択くらいしか私は思いつきませんでした。両親や親戚も民間企業とか自営業の人はあまりいなかったので。自分のやりたいことは“地産地消”や“高知の活性化”だけど、そういう働き方をしている人が身近にいないので、具体的に何を目指したらいいのか分からなかったのです。だから、横浜や東京なら色々な仕事があるし、自分の思い描くような働き方をしている人を、インターンを通じて探したいと思っていました。渡邊専務や、その周りにいる方々がまさに、地産地消や地域の活性化に仕事として取り組む姿を見て、『こういう働き方やこういう仕事の作り方があるんだ』ということを知れたので、高知でも出来そうな気がしてきました。

インターンを終えて、現在高知ではどんな活動をしていますか?

今は、高知の子どもたちへの知育活動をはじめています。将来、どんな形でもいいので過疎が進む高知のために活動的になってくれるような子どもを育てたいと思っています。また、横浜でずっとお世話になっていたフードコーディネーターであるFOOD LANDSCAPEの臼井さんに『高知の食べ物をFOOD LANDSCAPE のcaféで出したいから、紹介できる高知の農家さんとか、農産物があったら言ってね!』と、インターンシップの最後に言われて高知に帰ってきました。私、農家じゃないし、親戚とかに農家さんもいないので、高知に帰るときには『ちょっと無理かな…』と思っていました。でも、大学に戻って、後輩や友だちなど、人に会う度に、『農家さん知らん?』と、言いまわっていたら、ちょうど私が探していた嶺北いうところで作られている“黄金生姜”を作る農家さんを同じサークルの後輩が紹介してくれたのです。臼井さんと黄金生姜を作る農家さんを繋げることができたのが、とてもうれしかったです。

将来改めて地元でやってみたいことみたいなことは具体的にありますか?

今、高知の第一次産業や第二次産業では後継者がいない、人手不足の状態になっているので、そこで儲かる仕組みみたいなものが作れたらいいなと思っています。

国からの補助金をもらって地方が支えられている状態は、今後長くは続かないと思っているので、地域で自給自足できるとか、自立できる地域作りができればいいなと考えていますね。高知がこんなになればいいなというビジョンは沢山あるので、その一つが将来自分の働き方に繋がればいいなと思っています。

また、公務員になり、大きい政策などの支援をするか、民間で地域に直接的にコミットしている地域の頑張っている人と一緒に働くかで迷っています。

他には、横浜や東京で数年働いて、自分でキャリアを積んでから、高知に帰った方がいいのかとか。まだ、考えている最中ですね。

それでは最後に、自分と同じような境遇の学生へのメッセージをお願いします。

学生なのでとにかく、貪欲に可能な限りのチャンスを逃さずに掴み取るような行動をしてほしいなと思います。本当はあってはいけないことだけど、思いっきりやって失敗しても大人が守ってくれたり、許されてまたやり直せます。学生の特権をフル活用してやりたいことに挑戦して全力でがんばってください!

今回の横浜でのインターンの経験が、きっと将来、杉本さんの夢の実現のための大きなヒントとなったはずです!インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!(氏家)

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